米America Online(AOL)は、年内に米国の従業員の約5%に当たる700人を削減する計画だ。複数の報道機関が11月2日伝えた。
Washington Post紙によれば、削減のほとんどは、バージニア州ダラスの本社で行われる。一部従業員には既に通告済みだと同紙は報じている。
AOL広報ではこれについてコメントを避けた。親会社のTime Warnerは3日午前に同社第3四半期の決算発表を予定している。
競合各社が接続料金を値下げし、電話/CATV会社とインターネットサービスプロバイダー(ISP)の間で加入者の奪い合いが起きる中、AOLは加入者の食い止めに苦慮している。Time Warnerの第2四半期末に当たる6月30日の時点でAOLの加入者は2340万人と、1年前より66万8000人減少していた。AOLの今年上半期の売上高は基本的には横ばいだったが、営業利益の伸びは確保している。
AOLは昨年末にもカリフォルニア州でサンフランシスコとサンディエゴのオフィスを閉鎖、450人を削減している。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR