米eBayのオンラインオークションで不正な価格吊り上げが行われていたとして、米ニューヨーク州検事総長エリオット・スピッツァー氏が11月8日、3件の摘発を発表した。
発表によると、3件のうち1件では、元ギャラリー経営者のジェロルド・シュスター被告と同被告の元従業員2人が刑事訴追され、罪を認めた。同被告らは自分たちがeBayで売りに出した商品の価格を吊り上げるだけの目的で、何通りものユーザーIDを使い分け、5年以上にわたって1100件以上の入札を行っていたとされる。
この中には絵画オークションで7300ドルもの価格吊り上げを行ったケースもあるとされ、同被告らは損害賠償および罰金5万ドルを支払うことになる見通し。
このほか民事で摘発された2件では、スポーツ関連の記念グッズや自動車のオークションで自分たちが売りに出した商品に自ら虚偽入札を繰り返し、不正に価格を吊り上げていたとされる。それぞれ1万ドル、2万8000ドルの罰金支払いに同意している。
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