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» 2004年11月29日 17時23分 UPDATE

医療従事者のWeb情報発信はまだ低調

ネットアンドセキュリティ総研の調査によれば、医療関連従事者の約7割が業務上でWebサイトを利用していることがわかった。しかし、Webサイトを情報発信のツールとして利用している割合はまだ低いようだ。

[ITmedia]

 ネットアンドセキュリティ総研(NS総研)は11月29日、「医療関連従事者のインターネット利用状況」に関する調査結果を発表した。

 これによると、「業務上Webサイトを利用していない」と回答したのは全体の31.2%で、残りの7割程度は業務上でWebを利用していることがわかった。Webを「ほぼ毎日」利用しているのは21.9%、「週に1回以上」が43.6%で、「不定期に」利用していると回答した人は20.5%だった。

 業務上Webサイトを利用している人の利用目的を複数回答方式でたずねたところ、「学術や研究における情報収集のため」(68.1%)、「患者に対する医療処置を行うための情報収集として」(44.7%)、「医師など他部門(他社)からの依頼に対する情報収集のため」(25.2%)などの情報収集が主だった。一方、情報発信に関しては、「個人的な情報発信のため」(19.5%)、「施設や医院の紹介のため」(18.5%)などが挙げられたが、情報収集に比べると活用頻度が低いと見られる。

 業務上よくアクセスしているWebサイトをたずねた質問では、のべ600件を越える回答を得ており、厚生労働省や国立がんセンターなどの公的機関、医師会・協会・学会などの各種専門団体を除くと、「m3.com」(45件)、「おくすり110番」(21件)、「MEDLINE/PubMed」(18件)、「医薬品医療機器情報提供ホームページ」(17件)、「MedWave」(8件)、「CareNet.com」(7件)、「医薬品情報BOX」(7件)、「万有製薬/メルクマニュアル」(7件)、「ワムネット」(6件)などが挙げられた。また、業務上よく読んでいるメールマガジンでは、「m3.comメール」(41件)、「医薬品情報BOX」(8件)が挙げられている。

 このほか、Webの特性を活かした医療関連サービスや活用方法を自由記述式でたずねたところ、「クローズドなカルテ・処方箋のデジタル化」「医療関係者間のみの交流サイト」「医療情報の配信・データベースの構築」「オープンな施設・担当医検索」「患者と医師のインタラクティブなやり取りができるサイト」などが挙げられた。

 同調査は、今後の本調査を前提とした予備調査として実施した。調査対象は医療関連従事者の589人。

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