米Microsoftは11月30日、同社ソフトが正規版であることを証明する認定ラベルの偽物が売買されている問題に関し、米カリフォルニアなど7州で8件の訴訟を起こしたと発表した。
認定ラベルはソフトのパッケージやPC本体に貼られ、購入者が正規版と海賊版を識別できるようになっている。しかしMicrosoftによれば、このラベル自体の偽物が売買され、海賊版ソフトや未公認ソフト、および海賊版WindowsをインストールしたPCなどに利用されているという。
今回提訴された8件の訴訟では、偽のMicrosoft認定ラベルを流通させたとされる業者を、著作権と商標権侵害で訴えている。Microsoftはこれら業者に対して違法行為の停止を要求したが、業者側が応じなかったため提訴に踏み切ったとしている。
Microsoftでは、偽の認定ラベルを貼って本物に見せかけている未公認ソフトやPCを買い取るプログラムを実施。このようなソフトを販売しているディーラーやリセラーに対して対策を講じるべきだとの声が、正規のパートナーと顧客から寄せられており、それに応えたと説明している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR