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AkamaiとDigital Islandの特許訴訟、損害賠償支払いで決着

» 2004年12月08日 07時42分 公開
[IDG Japan]
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 米Akamai TechnologiesがDigital Islandを特許侵害で訴えていた訴訟で和解が成立、AkamaiがDigital Islandから損害賠償の支払いを受け入れた。

 両社の訴訟が始まったのは2000年。Akamaiが特許を持つ技術をDigital Islandのコンテンツ配信サービスFootprintに流用されたとして提訴した。その後Digital IslandはCable & Wireless(C&W)に買収され、Cable & Wireless Internet Services(CWIS)と統合されている。

 2001年12月にはボストンの陪審が、C&WはAkamaiの特許を侵害したと認定。しかし訴訟合戦は続いた。C&Wはボストン、サンフランシスコ、ロンドンでAkamaiを相手取って訴訟を起こし、AkamaiのEdgeSuiteサービスはC&Wのコンテンツ配信特許を侵害していると訴えた。

 昨年11月、CWISの親会社であるCable and Wireless America(CWA)が買収の瀬戸際にある中、両社は相互に対して起こしていた訴訟を取り下げることで合意。この当時C&Wは、Footprintはもう利用していないと話していたが、Akamaiは引き続き損害賠償を求めていく方針を表明していた。

 Akamaiは12月7日、CWISとの間で和解合意が成立したことを歓迎すると述べ、今後も積極的に知的財産権を行使していくと表明した。Akamaiが受け取った額も含め、和解条件は公表されていない。

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