12月9日公表された研究報告によれば、生殖機能を保護したい男性は、ノートPCをデスクトップとして使った方がいい。
英Human Reproduction誌で発表された研究報告「ノートPCユーザーの陰嚢温度上昇」によれば、ノートPCから発生する熱と、コンピュータのバランスを保つために必要な足の位置が組み合わさると、男性生殖器周辺の温度が高まって、長期的には精子が作られる量が減る可能性がある。
今後さらなる研究が必要だが、10代の少年と若い男性はひざの上でのコンピュータ利用を制限すべきだと、この記事の研究チームを率いるニューヨーク州立大学のイエフィム・シェインキン博士は話す。「外部に保護装置を付ければ助けになる可能性もある」と同氏。
この研究には21歳から35歳のボランティア29人が協力した。室温22度の部屋で日を替えてそれぞれ2時間の間に、ノートPCを使った場合と使わなかった場合の陰嚢温度を測った。
ノートPCのスイッチを切った状態で、男性がバランスを保つためにひざをそろえると、陰嚢温度は約2.1度上昇した。これに対してノートPCを使用している状態では左側の陰嚢は2.6度、右側は2.8度上昇したという。ノートPCはスイッチを入れて15分間たってから被験者のひざに置いた。
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