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MSN Messengerで拡散するワームが出現

» 2005年01月21日 08時32分 公開
[ITmedia]

 Microsoftのインスタントメッセージング(IM)ソフト「MSN Messenger」を使って拡散するワーム「Bropia.A」が検出された。

 F-Secureのウイルス情報によれば、このワームがシステムに感染すると、「Drunk_lol.pif」「Webcam_004.pif」「sexy_bedroom.pif」「naked_party.pif」「love_me.pif」の名称で自らをCドライブにコピー。MSN Messengerが立ち上がっていれば、すべての連絡先にこのファイルを送信しようとする。マウスの右ボタンが使えなくなり、Windowsの音量設定を変えてしまうこともあるという。

 さらに、感染したコンピュータに「Rbot」(Spybot.Worm)ワームの亜種を植え付ける。これはバックドアとして機能し、システム情報収集、キー入力記録、スパム中継などに使われる可能性がある。

 Symantecの情報では被害状況と感染力が「中」、ダメージは「低」と評価している。

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