エルピーダメモリは1月24日、2005年3月期業績予想の下方修正を発表した。デジタル家電向けDRAMが調整局面に入ったため売り上げが伸び悩んだほか、モバイル機器へのDRAM搭載が予想よりも遅れたことが主な原因。売上高を最大91億円、経常利益を最大105億円下方修正する。
サーバ向けはDDR2 SDRAMを中心に好調で、PC向けも堅調。売上高、経常利益、純利益とも、前年実績は大幅に上回る見通しだが、デジタル家電向けとモバイル機器向けが伸び悩んだため、従来予測に届かなかった。
修正前後の業績見通しは以下の通り。市場見通しが不透明なため、幅のある修正になっている。
- | 売上高 | 経常利益 | 純利益 |
---|---|---|---|
前回発表予想 | 2201億円 | 232億円 | 216億円 |
今回修正予想 | 2110〜2140億円 | 127億円〜167億円 | 120〜160億円 |
前回発表からの減少額 | 91〜61億円 | 105〜65億円 | 96〜56億円 |
前年実績 | 1004億4100万円 | 254億6000万円の赤字 | 268億6500万円の赤字 |
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