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2004年のPC市場、ハードもソフトも前年割れ

» 2005年01月28日 22時33分 公開
[ITmedia]

 BCN総研は1月28日、2004年の国内PC関連店頭市場の動向をまとめた。数量ベースで前年比3.3%減、金額ベースで同11.5%減と、いずれもマイナス成長だった。

 内訳は、ハードが数量ベースで前年比2.3%減、金額ベースで同11.5%減、ソフトが数量ベースで同7.8%減、金額ベースで同10.3%減となり、ソフトの出荷量減少が目立つ。

 ハードは、記録型DVD、複合機、メモリカード、デジタルカメラなどが前年に引き続き伸びているが、増加幅は縮小しており、市場全体をけん引する原動力にはなっていない。

 ソフトは、集計対象となった32部門中、前年水準を上回ったのは5部門のみ。セキュリティソフトは数量・金額ともに前年比20%増以上の高い伸び率を示した。個人情報保護やウイルス対策への意識の高まりに加え、PCのバンドル販売が功を奏した結果と同社は分析している。

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