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MS、.NETの普及を強調、新開発ツール披露

» 2005年02月08日 09時00分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは2月7日、サンフランシスコで開催の「VSLive!」(Fawcette Technical Publications主催)で開発者向けの新ツールなどを披露した。基調講演に立った同社開発部門副社長のソマシガー氏は、「Visual Studio .NET」の投入から3年を経て、顧客やパートナーの間で採用が拡大していると強調した。

 新ツールのうち「patterns & practices Enterprise Library」はアプリケーションブロックのコレクションで、企業の開発者が直面する共通の問題に対応してソフト開発を支援する。ブロックをそのまま利用したり、自分のコードにプラグインして使うことも可能。同社サイトから無償でダウンロード提供している。

 「Connected Systems Business Kit」はサンプルアプリケーション、プレゼンテーション、ホワイトペーパー、ビデオをセットにしたツール。現在の技術を使ってシステムとサービス指向アーキテクチャを実装する方法を解説している。顧客向けに同社サイトから提供中。

 また、コードネーム「Avalon」と呼ばれるプレゼンテーションサブシステムの2番目のコミュニティーテクノロジープレビュー(CTP)を、3月にリリース予定であることも明らかにした。新しいコントロールやレイアウトシステムの向上、パフォーマンス強化、XAMLのサポート強化などが盛り込まれる予定だという。

 さらにTablet PC向けのアプリケーション開発ツール「Tablet PC SDK 1.7」も発表。MicrosoftではTablet PCの普及拡大を目指しており、Tablet PC向けのアプリケーションは現在の約200種類から、今後順調に増えると予想している。

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