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BitTorrent互換P2Pで有料配信システム

» 2005年02月14日 19時45分 公開
[ITmedia]

 エルゴ・ブレインズは2月14日、P2P技術とDRMシステムを使って大容量ファイルをセキュアに有料配信する「グリッド・デリバリーコンテンツ配信システム」を開発したと発表した。今春をめどに、高画質動画配信サービスを有料で提供する予定。企業向けにシステムのASP提供も行う。ギガバイトクラスの大容量ファイルを、HTTPの数分の1のコストで配信できるとしている。

 P2Pプロトコル「BitTorrent」と互換性のあるP2P通信ソフトを独自開発した。無料提供する同ソフトのほか、BitTorrent用クライアントソフトでもコンテンツをダウンロードできる。

 コンテンツの改ざんをチェックする仕組みを装備したほか、ファイルを保存できるPC数や課金ポリシーなどを細かく設定可能なDRMを搭載。電子署名も利用できる。Windowsと連携してドライバレベルでファイル管理するため、動画や音楽、ゲーム、PDFなどさまざまなファイルを同一のDRMで販売可能だ。韓国Hanmaro製DRM「MediaRose」を日本ベリサインがカスタマイズしたDRMシステムを採用している。

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