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Cabirワームの米国上陸、Symantecのエンジニアが店頭で発見

» 2005年02月22日 08時34分 公開
[IDG Japan]
IDG

 最初にフィリピンで目撃されて数カ月後、Symbian OSのSeries 60ユーザーインタフェースに感染する携帯ワームのCabirが米国の店頭で発見された。

 Cabirワームには数種類の変種が確認されているが、カリフォルニア州サンタモニカのショッピングウインドウに展示されている携帯電話に、このワームが確認されたと、セキュリティ企業F-Secureのウイルス対策研究担当ディレクターであるミッコ・ヒポーネン氏は電話インタビューで語った。

 このワームはSymantecのエンジニアにより発見されたとヒポーネン氏は説明。「このSymantecのエンジニアはショップに感染した携帯があるのに気づき、その店のオーナーにそのことを告げたところ、オーナー自身の携帯電話も感染していることが判明した」と同氏。

 ヒポーネン氏はこの店の名前を明かさなかった。Symantecからのコメントも得られていない。

 同氏によれば、Cabirワームが目撃されたのは、米国を加えると12カ国になるという。

 アジア、ラテンアメリカに加え、ヨーロッパではイタリア、フィンランド、英国、ロシアで感染例が見つかっている。

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