独SAPは2月28日、米国子会社SAP Americaと小売業界向けソフト提供企業米Retekが合併合意を交わしたと発表した。
SAPはRetekの発行済み全株式を1株当たり現金8.50ドルで買い取る公開買い付けを実施、これは25日のRetekの終値に42%上乗せした額となる。総額は約4億9600万ドル。Retek取締役会は全会一致でRetek株主にSAP提案の受け入れを勧告している。
Retekは世界20カ国以上で顧客約200社を擁し、統合型小売りアプリケーションスイートを提供している。従業員約525人で2004年の年商は1億7420万ドル。
Retekのアプリケーションと業界に関するノウハウ、市場におけるプレゼンスを組み合わせることで、SAPは小売業界の需要に応え、小売り企業から求められるソリューション提供において主導的立場に立つことができると説明している。
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