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Blog認知度、昨年から急上昇して9割近くに

» 2005年03月18日 18時47分 公開
[ITmedia]

 リサーチプラスは3月18日、Blogに関するアンケート調査の結果を発表した。調査対象は10歳以上の男女で、有効回答数は300人(男性150人、女性150人)。

 これによると、「Weblog」または「Blog」という言葉を「知っている」と答えたのは、合計で89.3%。昨年の調査結果に比べて35.3ポイントも認知度が上昇したことになる。

 知っていると答えた人の内訳は、「なんとなくだが、知っている」が39.3%(昨年比21.0ポイント増)、「聞いたことはあるが何のことだかわからない」が28.7%(同1.3ポイント減)、「一通り説明できる」が21.3%(同15.6ポイント増)となっており、理解の程度も向上していることがわかる。

 Blogを含めた個人Webサイトを「持っている」と答えた人(29.7%)を対象に、Blogの説明をした上で、Blogの利用意向をたずねたところ、もっとも多い回答は昨年同様に「これからBlogをやるつもりは特にない」で、その割合は28.1%だが、昨年よりも21.2ポイントの減少となった。Blogをやるつもりはないと答えた人の主な理由は、「現状で満足」と「Web上での日記(情報公開)に興味が無い」。

 次いで多いのは「今後なんらかの形でBlogを利用したいと考えている」が24.7%(昨年比13.7ポイント減)。理由としては、「これからの主流になりそうだから」「面白そう」などが挙げられた。

 一方で、「はじめからBlogをやっている」人は23.6%(同12.6ポイント増)、「持っていた自分のサイト内にBlog(機能)を追加した」が20.2%(同18.8ポイント増)、「持っていた自分のサイトをすべてBlogに切り替えた」が3.4%(同3.4ポイント増)と、合計すれば半数近くの人が、既にBlogを導入していることがわかった。

 Blogを利用してみての感想では、「画像を追加したり、1日単位で日記にコメントをつけたりと使いやすい機能が揃っている」「日別/月別/ジャンル別などが簡単にできるため、記録という意味でとても重宝している」「手間をかけずに更新できるのが良い」「楽しい」といった肯定的な意見が多い。

 しかし、「初心者でも簡単に始められるが、デザインなどに個性を出すことができないのが残念」「自動的にある程度やってくれるのは良いが、決められた範囲内でしかカスタマイズできないのが不便」「アフィリエイトなどを始めるには知識が必要なので、あくまで『とっかかり』としか考えられない」といった不満も見られた。

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