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Oracle増収、PeopleSoft買収経費除くと利益も増大

» 2005年03月23日 09時07分 公開
[ITmedia]

 米Oracleが3月22日発表した同社第3四半期決算は、売上高が前年同期比18%増の29億5000万ドル、純利益は5億4000万ドル、1株利益10セントとなった。前年同期は純利益6億3500万ドル、1株利益12セントだった。

 PeopleSoft買収に伴う経費など特定項目を除いた非GAAPベースでは、純利益8億1400万ドル、1株当たり16セントとなり、前年同期よりも増益となる。

 ソフト収入は15%増えて23億4000万ドル、サービス収入は26%増えて6億1400万ドル。データベースの新規ライセンス収入は12%増の7億8200万ドルとなっている。

 非GAAPベースで業績が向上したことを受け、同社は第4四半期の業績見通しを上方修正、2005年通年の非GAAPベースの1株利益予想も62セントから、64〜65セントに引き上げた。

 Oracleは1年以上にわたる攻勢の末、1月にPeopleSoftの買収を完了。21日には独SAPと競り合った末に、小売り業界向けアプリケーションを手掛けるRetekとの間で最終的な合併合意を結んだと発表している。

 「OracleとPeopleSoftのアプリケーション事業合併により、当社は北米で最大のアプリケーションビジネスを手にした。PeopleSoftとの合併が完了した今、当社は世界で2万3000以上のインストールベースに向け売り込みをかけることができる。北米で首位の座を積極的に拡大し、世界的にもシェアを拡大していく意向だ」。Oracle共同社長のチャールズ・フィリップス氏は発表資料でこうコメントしている。

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