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Pantech&Curitel、「ビデオカメラ風携帯」を発売

» 2005年04月04日 16時16分 公開
[IDG Japan]
IDG

 ハイエンド携帯電話に増えている動画撮影機能からヒントを得て、韓国のPantech&Curitelはビデオカメラのように見える携帯電話を開発した。

 先週末に発売された同社の「PH-L4000V」は、一見したところ小型のビデオカメラと間違えてしまうかもしれない。この端末は動画を撮影する時にはビデオカメラのように利用でき、2インチのQVGAディスプレイを回転させて、ユーザーまたは撮影対象の方に向けることができる。またこの端末は2倍光学ズームレンズを備え、128Mバイトの内部メモリかRS-MMCカードに動画を記録する。テレビやモニターに直接接続して、大きな画面で撮影した映像を見ることもできる。

 この携帯電話は従来のビデオカメラとは画質の点で異なっている。MPEG4ビデオの解像度は640×480ピクセルと従来のビデオカメラとほぼ同じだが、最大で1秒間に15フレーム撮影できる。これは、多くのビデオカメラやテレビ放送で使われているフレームレートの約半分だ。1秒当たりのフレーム数が少ないと、画像がややぎくしゃくした動きに見える。

 PH-L4000Vには静止画像撮影モードもあり、最大解像度は1632×1224ピクセル。MP3再生機能とFMラジオも備える。

 大きさは88.5×54.2×25.5ミリで、重さは150グラム。ビデオカメラの形状を取っているため、一般的な携帯電話よりもやや大きく、重くなっている。連続待ち受け時間は最大150時間、連続通話時間は3時間20分。

 この端末はCDMA2000規格を採用し、韓国のLG Telecomを通して提供される。価格は約600米ドルで、国外での販売計画はない。

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