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非接触ICカード市場は2004年度で1780万枚

» 2005年04月05日 17時14分 公開
[ITmedia]

 矢野経済研究所は4月5日、非接触ICカード市場に関する調査結果を発表した。国内の同市場規模は2004年度(2004年4月〜2005年3月)で、前年度比111%の1780万枚となる見込みだ。今後の予測は2005年度に2210万枚(前年度比124%)、2010年度に8300万枚(2005年度比376%)。

 2004年度見込みの需要分野別構成比は、数量ベースで、交通・運輸分野が33.7%、流通分野(電子マネー、プリペイドカード、ポイントカードなど)が22.5%、アミューズメント分野が17.4%、ID分野(社員証、学生証など)が16.9%、行政分野(住民基本台帳カード、運転免許証、パスポートなど)が3.4%、通信分野が2.8%、その他が3.4%と算出されている。

 2005〜2010年度にかけてのアプリケーション別の需要予測については、JR東日本の「Suica」やJR西日本の「ICOCA」など、特に交通系カードを軸にした電子マネーやクレジットカードなどの複合化が大きく進展すると見ている。

 調査は、非接触ICカードベンダーおよび関連機器ベンダー18社を対象とし、2004年12月〜2005年3月の期間で実施された。

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