携帯電話機メーカーNokiaは4月7日、時計とジュエリーの技法を取り入れたという携帯電話「Nokia 8801」を発表した。すべて坂本龍一の作曲によるオリジナルの着信音とアラート音が付いている。
8801は、薄型のステンレススティールに樹脂をあしらい「スタイルとエレガンスを兼ね備えた」デザインの携帯電話。ファンクションキーにメタルを施すといった時計の製法が使われ、フロントディスプレイも高級時計に使われる特製の強化ガラスで傷が付きにくい設計になっている。Nokiaのロゴも、腕時計の製法を使って背面に刻まれているという。
キーパッドは、双安定スプリングと高級車に使われるようなステンレススティールのボールベアリングを利用して保護ケースから滑らかに引き出せるようになっており、背面にはカメラが内蔵されている。
坂本龍一の着信音とアラート音は、8801のモダンなラインとオーガニックな風合いに着想を得て作曲したオリジナル。世界中を常に移動し、ニューヨーク、パリ、シドニー、上海といった都市を旅するNokia 8801ユーザーを思い描いたものだといい、「心と気持ちに響くエッセンスと感情をとらえた」音楽を8801に添えていると、発表資料は解説している。
8801は米国などで7〜9月期に発売予定。アジア太平洋地域と欧州では「8800」の機種名で4〜6月期に発売される。
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