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Windows 2000にMS05-019のパッチ適用でスループットが大きく低下

» 2005年04月13日 23時41分 公開
[ITmedia]

 Microsoftが公開したサポート情報によると、4月12日に月例パッチの1つとして公開された「MS05-019」の修正プログラムを適用すると、ネットワークのスループットが大きく低下する可能性があるという。

 この問題は、Windows 2000で発生する可能性がある。Windows 2000 Service Pack 3では100Mbpsのネットワークで64KBに設定されていたTCPウインドウサイズが、MS05-019の適用により1万7520バイトに変更されてしまうために発生する。場合によってはスループットは4分の1程度にまで低下するということだ。

 この問題を解決するには、レジストリを変更して「TcpWindowSize」というエントリを追加するか、「Setsockopt」を変更し、ウインドウサイズをソケットベースに変更すればよい。ただしレジストリ変更作業は「自己責任」。Microsoftではトラブルに備え作業前にバックアップを取っておくことを推奨している。

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