調査会社Forrester Researchが4月13日発表した報告書によると、米国で携帯電話の世帯普及率は67%に達した。3世帯のうち2世帯が携帯電話を持っている計算だが、1台だけという家庭は今では少数派となり、4台以上を持つ家庭が急増しているという。
米国では携帯キャリアの再編が進んだ結果、家庭向けのサービス提供は大手3社で7割を占める状況になっており、シェアはCingular(28%)、Verizon(27%)、Sprint/Nextel(15%)の順。
携帯電話はデジカメ内蔵やカラー液晶搭載など高度化が進んでいるが、コンシューマーが購入に当たって最も重視するのは価格、バッテリー持続時間、使いやすさの3点で、過去2年間変わっていない。購入に当たってカメラの有無を重視すると答えたのは10人に1人以下だった。
一方で、電子メールへのアクセスや写真交換といったワイヤレスデータ機能に注目するユーザーは増加。新しい携帯を買う際にデータ機能を重視するとの回答は20%に上っている。
キャリアがネットワーク強化などに力を入れる一方で、ユーザーの満足度は過去3年で低下傾向にあり、カスタマーサービスや通話の信頼性といった分野では50%前後の満足度にとどまっているという。
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