調査会社Gartnerが4月15日発表した速報値によると、1〜3月期の世界PC出荷は前年同期比10.3%増の5040万台となった。米国の増加率は予想を下回ったが、それ以外の地域で堅調に伸びてこれを補う形となった。
Dellの出荷の伸びは、米国市場が足を引っ張る形で10四半期ぶりに20%を切ったが、世界平均を上回る13.7%増を維持している。世界シェアはDell(16.9%)、HP(13.9%)、IBM(4.6%)、富士通/Fujitsu Siemens(4.1%)、Acer(3.7%)の順。
米国市場では大半のベンダーが伸び悩む中、Appleが東芝を抜いてシェア3.7%で5位に食い込んだ。iMacとPowerBookに支えられる形で伸び率は45.1%と群を抜いている。3位のGatewayはeMachinesとの合併から1年を迎えるが、出荷は23.4%減と大幅な落ち込み。Gartnerではこれについて、Gatewayがコンシューマー市場に依存していることによるものだと分析している。
米国でのシェアはDell(32.0%)、HP(17.2%)、Gateway(5.4%)、IBM(4.1%)、Apple Computer(3.7%)の順。
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