マイクロソフトは4月20日、7月1日付けで社長が交代すると発表した。新社長は、米Microsoftコーポレートバイスプレジデントのダレン・ヒューストン氏。マイケル・ローディング社長は日本法人から退き、米MicrosoftコーポレートバイスプレジデントMSNグローバルセールス担当に就任する。
ヒューストン氏は1966年1月生まれの39歳。ブリティッシュコロンビア大学で経済学修士号を取得し、カナダ政府の経済担当顧問に就任。ハーバード大学でMBAを取得後、McKinsey&Company、Starbucks Coffee副社長を経て2003年9月にMSに移った。現在、北米地域の中小企業向けソリューション&パートナー戦略を担当するコーポレートバイスプレジデントで、同分野は年率10%成長しているという。
同社は、ヒューストン氏の従業員やユーザー、パートナーとの関係構築能力や、MS入社以前の経験などから、戦略市場である日本の責任者に任命したとしている。
マイケル・ローディング社長は、阿多親市元社長の後任として2003年6月に日本法人社長に就任したが、2年で社長の座を退くことになる。7月以降は日本を含む世界のMSN事業を統括。「アジア各国や日本での経験を、グローバルなMSN事業に生かす」(同社)としている。
今回の人事について同社は、「グローバルレベルでの幹部人事変更の一環で、スティーブ・バルマーCEOなど本社幹部とともに決めた。今回の社長交代は、マイクロソフトの日本での経営・事業戦略を大きく変更するものではない」と説明している。
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