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HPとIBM、デュアルコアOpteron搭載システムを発表

» 2005年04月22日 07時34分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)とIBMは4月21日、AMDが同日発表したデュアルコアOpteron搭載のシステムを発表した。

 HPのサーバブレード「ProLiant BL45p」は、同社の4プロセッサブレードとして初めてOpteronを採用。デュアルコアとシングルコアの両モデルを提供する。また、大規模なデータセンター向けサーバの「ProLiant DL585」も新たにデュアルコアOpteron 800 Seriesに対応する。

 ProLiant BL45p、DL585とも、シングルコアモデルは同日から受注を開始。価格はBL45pが6999ドルから、DL585は9999ドルから。デュアルコアモデルは30日以内に提供開始の見通しで、価格はまだ公表していないが、HPでは「顧客にできる限り最高のソリューションを提供する」狙いで、特定のBL45p/DL585サーバを既存のシングルコアベースサーバと同じ価格で発売する方針だとしている。

 デュアルコアベースのProLiantサーバでは、データベース、ERP、CRM、メール/メッセージング、仮想マシンといったビジネスの中核を担うアプリケーションのパフォーマンスを、システムコストを増やすことなく大幅に強化できるとHPは説明。その一例として、SAPのビジネスソフトを使ったベンチマークでデュアルコアのHP ProLiant DL585は、シングルコアのDL585に比べて75%近いパフォーマンスの向上が見られたと紹介している。

 一方IBMは、デュアルコアOpteron Model 275をサポートしたワークステーション「IntelliStation A Pro 6217」を発表した。システム当たり最大で4コアに対応。4月26日から受注を開始し6月に出荷予定。価格は3259ドルから。

 高性能1Uサーバの「eServer 326」でも新たにデュアルコアOpteron搭載モデルを提供する。5月に受注開始予定で、価格はその際に公表予定。

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