JPEGのデータ圧縮で使われている特許を侵害しているとして、Forgent NetworksはMicrosoftを訴えた。
Forgent Networksは4月21日、テキサス東部地区連邦地方裁判所に提訴した。同社はMSとのライセンス交渉中断に伴い提訴に至ったと、Forgentの投資家向け広報担当ディレクター、マイケル・ヌーナン氏は説明している。
「当社は彼らが使用している技術に関する相当のライセンス料金の支払いを望んでいる。JPEGを使用している企業は、当社の特許を使用していることになる」とヌーナン氏。
Microsoftは4月15日、カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所で、Forgentの子会社であるCompression Labsに対抗する訴訟を起こしている。Microsoftは問題の特許を侵害しておらず、特許を無効にするよう、この訴訟で求めている。
Forgentは2004年4月に31社に対する訴訟を起こし、その後も数社を対象に追加している。同社はこれまでに35社以上とライセンス契約を結び、1億ドル以上のライセンス料金を徴収しているという。ソニー、Adobe Systems、Macromedia、オンキヨーがこれまでにライセンス料金を支払っているとヌーナン氏は説明している。
Apple Computer、Dell、Eastman Kodak、Hewlett-Packard、IBM、XeroxがこれまでにForgentから訴えられている。
Forgentでは、JPEGの画像圧縮で使われる手法は、同社が所有する特許を侵害するものだと主張している。
2002年にForgentはこの特許を所有していることを宣言し、JPEG画像の圧縮または保存を行う製品を販売しているすべての企業とライセンス契約を結ぶ計画を明らかにした。
Microsoftの広報担当者からはコメントを得られなかった。
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