米RealNetworksは4月26日、音楽サービスRhapsodyの刷新を発表した。毎月無料で最大25曲を聴くことができるサービスのほか、新たに携帯向けの有料サービス「Rhapsody To Go」を提供する。
無料サービスの「Rhapsody 25」では、ジュークボックスソフトのRhapsodyをダウンロードすると、毎月100万曲以上のライブラリから最大で25曲をフル再生できる。「新しいRhapsodyではユーザーが合法的にデジタル音楽を体験・共有できるようになった。付帯条件は一切ない」とロブ・グレイザーCEOは解説している。
このサービスでRealは音楽業界の協力を得て、コンシューマーが無料で柔軟にRhapsodyを試用できるモデルを構築。楽曲が再生されるごとに、オンデマンドの有料サービスと同程度の料金が音楽業界に支払われる仕組みになっている。Realでは、新しいRhapsodyによって無料サービスから有料サービスにアップグレードしてくれるユーザーが増えると期待。Googleおよび新規スポンサーのChryslerとの関係も、音楽業界に支払うライセンス料をまかなう一助になるとしている。
有料サービスの「Rhapsody Unlimited」はサービス内容を大幅に強化。月額料金9.99ドルで無制限のストリーミングに加え、PCのHDDにも無制限で楽曲をダウンロードできるようになった。会員でいる限り、ダウンロードした楽曲はオフラインでも聴くことが可能。音楽ストアからダウンロード購入する場合は10%の割引が受けられる。
携帯音楽プレーヤー向けの新サービス「Rhapsody To Go」は月額料金14.99ドル。Rhapsody Unlimitedのサービスにプラスして、ダウンロードした楽曲を、曲数無制限で携帯音楽プレーヤーに転送できる。
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