三洋電機が4月27日発表した2005年3月期連結決算は、新潟県中越地震の被害にデジタルカメラの価格低下が重なり、1371億4200万円の最終赤字となった。今期は900億円をかけて構造改革を行い、来期以降の業績回復に向けて足固めを進める。
売上高は前期比0.9%減の2兆4846億3900万円、営業利益は同55.7%減の423億1600万円、税引き前利益は649億9100万円の損失。
FMラジオ付き携帯電話やエアコンなどが好調だったが、主力のデジカメの価格下落で売り上げが減少。さらに新潟県中越地震による新潟三洋電子の損失423億円が追い打ちをかけた。
今期も構造改革費用がかさむため赤字を予想。連結業績予想は、売上高2兆4900億円(前期比0.2%増)、営業利益650億円(同53.6%増)、税引き前利益は560億円の赤字(前期より89億円改善)、純利益は920億円の赤字(同451億円改善)。
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