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アトラスは最終赤字に

» 2005年05月09日 20時07分 公開
[ITmedia]

 アトラスが5月9日発表した2005年3月期連結決算は、純利益が2300万円の赤字(前期は3700万円の黒字)になった。家庭用ゲーム機用ソフトの販売が低迷した上、プリクラの消耗品も伸び悩んだ。

 売上高は178億4600万円(前期比4.0%増)、営業利益は3000万円(同83.9%減)、経常利益は1億4700万円(同70.3%減)。

 家庭用ゲーム事業では、PlayStation 2向け「デジタル・デビル・サーガ〜アバタール・チューナ」など7タイトル、ゲームボーイアドバンス向けに「デュエル・マスターズ3」など3タイトルを発売したが、いずれも予定販売枚数を大幅に下回った上、同期中のサービス開始を予定していた「真・女神転生オンライン」が延期に。マーケティング活動の積極化で販管費が増え、営業赤字となった。

 今期連結業績予想は売上高が238億6500万円、経常利益が2億7000万円、純利益は3億8000万円の赤字。

 同日、全社員を対象に希望退職30人を募集すると発表した。今期は家庭用ゲーム事業でリストラを実行する予定で、オンラインゲームは自社開発の「真・女神転生オンライン」のほか、韓国製タイトルも展開する予定。

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