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カプコンが黒字転換 構造改革効果で

» 2005年05月23日 20時42分 公開
[ITmedia]

 カプコンが5月23日に発表した2005年3月期連結決算は、経常利益が前年比9.35倍の73億9900万円。純利益は36億2200万円(前期は91億5800万円の損失)に黒字転換した。構造改革の成果があらわれたほか、ゲームソフトが堅調だった。

 売上高は658億9500万円(前年同期比25.1%増)、営業利益は77億5200万円(同4.52倍)。

 家庭用ゲーム機向けソフトは、国内では「グランド・セフト・オート・バイスシティ」(PlayStation 2用)や「モンスターハンターG」(同)などがヒット。ゲームボーイアドバンス向け「ロックマン」シリーズや、ゲームキューブ用「バイオハザード4」も堅調だった。欧米市場も堅調で、バイオハザードシリーズの新作や廉価版ソフトが売り上げに貢献。ゲームソフト全体の売上高は399億8500万円(同17.8%増)、営業利益は39億7000万円(前期は9億7100万円の損失)となった。

 業務用ゲーム機は「機動戦士Zガンダム エゥーゴ VS. ティターンズDX」が好調。家族で楽しめる「日本全国 加トちゃんのくるくる電車でペ」も健闘した。携帯電話コンテンツ事業も堅調だった。

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