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お年寄りを見守るセンサー住宅

» 2005年05月27日 18時32分 公開
[ITmedia]

 家中のセンサーでお年寄りの動きを検知し、異常があれば管理センターに通報するシステムが、7月1日から福井県敦賀市の住宅500戸に導入される。大阪ガスセキュリティサービスと立山科学工業と共同で開発した「安否確認(見守り)機能付き緊急通報システム」で、8月1日から一般販売も行う。

 玄関や居間、台所、寝室などにセンサーを設置し、外出や帰宅、室内での動きを把握。就寝中以外で3〜4時間動きがなければ異常と判断し、管理センターに通報する。

 通報を受けたセンターのスタッフは、利用者宅に電話したり、必要に応じて緊急出動する。あらかじめ登録しておいたメールアドレスに通報することもできる。

 就寝や通報のタイミングはカスタマイズ可能。検知回数や検知場所のデータは保存される。データを日ごと、月ごとに比べれば、活動量や体力の変化を把握でき、介護予防にもつながるとしている。

 価格は、初期費用が4万円程度から、月額料金が4000円程度から。自治体向けに一括受注も受け付ける。

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