コクヨは6月1日、博物館や美術館をPC上に再現できる仮想展示会ソフト「Apareo」を発売した。展覧会場を3Dで再現し、展示物を自由に置いて仮想展示会を開ける。仮想展示会をWeb公開する機能も備えた。
収蔵品の3D画像をドラッグ&ドロップで登録・削除できる「データエディタ」、壁や柱、天井などのオブジェクトを組み合わせて仮想の展示空間を作る「空間エディタ」、展示物を配置したり、解説音声やBGMを付けられる「展示会エディタ」、仮想展示会空間を動き回り、展示物を拡大したり回転させて観賞できる「展示会ビューア」と、管理ツールで構成する。
会場での配置シミュレーションに利用できるほか、他の美術館や博物館の収蔵品データと組み合わせて仮想の共同展示会を開くといった使い方が可能。データの複製を防止する技術も組み込んでいる。
価格は98万円(税込み)。PC本体やプロジェクター付きのリースや、期間限定のレンタルも可能だ。
静岡県立大学、静岡県立美術館と共同開発した。細見美術館(京都市)や萬鉄五郎記念美術館(岩手県)に先行導入済み。
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