ビジネスソフトメーカー米Lawson Softwareは6月2日、スウェーデンのIntentia Internationalを買収することで合意したと発表した。買収は株式交換方式で行われ、Intentia株式1株当たりLawson株式0.4519株と交換、総額は約4億8000万ドルとなる。12月末に合併完了の見通し。
新会社ではLawsonのリチャード・ローソン会長とIntentiaのロメシュ・ワドワニ氏が共同会長に就任、両社から3人ずつ取締役を送り込む。CEOには外部から、J.D. Edwardsなどのエンタープライズソフト企業で長年の幹部経験を持つハリー・デベス氏を起用。同氏は15日付でLawsonの社長兼CEOに就任し、現職のジェイ・コフラン氏は辞任する。
社名はLawson Softwareに統一して米国を本拠地とし、国際事業本部をスウェーデンに置く。両社を合わせた従業員は約3500人、顧客は40カ国で約4000社。
同程度の規模を持ち、事業内容も相互補完的な両社の合併により、中堅市場向けエンタープライズアプリケーション専門の最大手企業が形成されると両社は説明。ローソン氏は談話の中で「これはよくあるソフト業界の再編ではない。エンタープライズソフト市場で急成長する可能性を持った企業同士の対等合併だ」と強調している。
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