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無料PC再び──ソーテック、Bフレッツ加入を条件に

» 2005年06月13日 14時29分 公開
[ITmedia]

 ソーテックは6月13日、新品のPCを無料提供する新サービス「タダパソ」を始めた。NTT系のISPと光ファイバー接続サービス(FTTH)の同時加入が条件だ。完売になり次第終了する。

 ネットバブル期、無料PCサービスが世界的に流行したが、実態は中古PCだったり、広告の強制表示などが嫌われ、急速に進んだPCの低価格化もあってほとんどは失敗した。ソーテックの新サービスは「広告視聴義務、中古PC提供、レポート提出の義務などの負担を強いることは一切ない」としており、「本当の意味での無料PC」だとしている。

PC STATION PDシリーズ

 ソーテックの直販専用モデル「PC STATION PD」シリーズの一部機種を購入する際、NTT東西地域会社のFTTH「Bフレッツ」と、NTTコミュニケーションズのISP「OCN」の「光『Bフレッツ』」プランに同時加入すると、PC代金が無料になる。

 無料となる「PD311-F1」は、Celeron D 335J(2.8GHz)、128Mバイトメモリ(DDR)、40GバイトHDD、CD-ROMドライブ、Windows XP Home Edition SP2──の構成。通常の直販価格は3万9900円(税込み)。

 メモリ増設や液晶ディスプレイのセットなども可能だが、その分は費用が発生する。例えばメモリを合計384Mバイトに増設すると1万円(税込み)、17インチ液晶をセットにすると3万2000円(同)が必要だ。

 BフレッツとOCNプランにかかる初期費用や申し込んだキャンペーン特典や月額料金、キャンペーン特典などはすべて通常の申し込みと変わらず、特別な料金などが上乗せされることはないという。

 PCの発送は、ユーザー宅の回線工事が完了した時点で行う。OCNとBフレッツは開通後1年以上の使用を「お願い」しており、それまでに解約する予定があるユーザーは申し込みを遠慮してほしい、としている。

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