調査会社IDCが6月13日発表した統計によると、1〜3月期の世界ストレージソフト市場は前年同期より14.9%拡大して21億ドルとなった。6四半期連続で前年比2けた台の成長が続いている。
分野別ではストレージリソース管理とバックアップ/アーカイブソフトがそれぞれ市場の3分の1を占めた。ストレージレプリケーションソフトは前年比で19.7%増、ファイルシステムソフトは同25.4%増の大きな伸びを示している。
「レプリケーション、バックアップ、アーカイブソフトなどデータ保護に関連した支出が伸びているのは、顧客が依然としてアプリケーション可用性、データ管理、ビジネス継続について懸念を持っていることを示すものだ」と、IDCのリサーチマネジャー、ローダー・フィリップス氏は分析。
ベンダー別シェアはEMCが30%で引き続き首位、2位のVERITASは21.4%、3位のIBMは8.6%だった。次いでNetwork ApplianceとHPが、それぞれ6.7%、6.6%のシェアでほぼ並んでいる。
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