Adobe Photoshop CSなど複数の製品にライセンス管理サービス関連の脆弱性が存在するとして、Adobe Systemsがアドバイザリーを公開した。影響を受ける製品の全ユーザーに対してアップデートの適用を呼び掛けている。
Adobeのアドバイザリーによれば、影響を受けるのは「Adobe Photoshop CS」「Adobe Creative Suite 1.0」「Adobe Premiere Pro 1.5」の各Windows版。ライセンス管理サービスのインストールに関連した脆弱性が原因で、ユーザーのコンピュータに不正アクセスされる恐れがあり、管理者権限でプログラムを実行されてしまう可能性がある。
ライセンス管理サービスはプロダクトアクティベーションを必要とするAdobeの各種製品に組み込まれているが、Adobeでは今のところ、この脆弱性を突いた不正コードの報告は受けていないという。
対処法として、小売り経由で購入したPhotoshop CS、Creative Suite 1.0、Premiere Pro 1.5の場合はライセンス管理サービスのアップデートを呼び掛けている。なお、Photoshop最新版のCS2と、Creative Suite最新版のCS2はこの脆弱性の影響は受けず、アップデートの必要はないとしている。
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