MasterCard Internationalは6月17日、各種ブランドの4000万枚以上のクレジットカード情報が流出し、不正利用される可能性があると明らかにした。この中にはMasterCardブランドのカード約1390万枚が含まれ、同社から加盟金融機関に連絡を取っているという。
同社の調べによれば、金融機関などからカード決済を請け負っているサードパーティーの決済処理会社米CardSystems Solutionsから情報が流出した。同社のシステムの脆弱性が原因で、ネットワークに不正侵入され、カード情報にアクセスされた。
MasterCardでは司法当局にも通報して調査を進め、CardSystemsのシステムの脆弱性に対処、セキュリティ強化措置を講じたとしている。
社会保障番号や生年月日といった個人情報はMasterCardのカードには保存されておらず、もし不正利用されたとしても消費者は保護される仕組みになっているとMasterCardは強調している。
米国では先日もCitigroupが顧客情報390万人分を紛失するなど、金融機関が絡んだ情報流出事件が相次いでいる。
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