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IPA未踏ソフトに“うるまでるび”のアニメ制作ソフトも

» 2005年06月21日 18時44分 公開
[ITmedia]

 独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)は6月21日、本年度上期の未踏ソフトウェア創造事業採択プロジェクトを公表した。アニメ・キャラクター作家のうるまでるびさんによるアニメ制作ソフトなど36件が選ばれた。

 同事業は優れたクリエイターを発掘・支援するのを目的に2000年度から実施している。2004年度から審査を年2回とし、今回は220件の応募があった。

 うるまでるびさんの「使いやすさを極めた先進的なアニメーションソフトウエアの開発」では、FlashやLiveMotionなどに代わりうる国産アニメソフトの開発を目指す。制作の容易さやフレキシブルなタイムライン操作などが中心になるという。うるまでるびさんは2004年度にもアニメ用ドローソフトの開発で採択されており、今回はアニメ制作機能の完成を目指す。

 このほか「Tablet PCを本気で普及させるためのソフトウェア開発」や「異言語間の偶然的音声連鎖で世界を探索するシステム」など、意欲的かつ野心的なプロジェクトがそろった。

 採択されたプロジェクトは、企業従事者が全体の33.3%(12件)を占め、学生・大学院生が27.8%、大学・研究機関従事者が25%、その他が13.9%だった。採択者の平均年齢は30.9歳(昨年は30.5歳)。

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