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韓国、2006年までにLinuxサーバ1万台を教育機関に導入へ

» 2005年06月27日 17時44分 公開
[IDG Japan]
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 韓国政府は学生のデータ処理用にLinux搭載サーバを2006年までに全国1万校に導入する計画だ。韓国ソフトウェア振興院(KIPA)が6月27日、明らかにした。

 このプログラムは2004年10月にスタートしており、ソウルの132校にLinuxが導入されている。BooyoというLinuxの韓国版ディストリビューションによってUNIXサーバを置き換えるというもので、ITコスト削減を目指す韓国教育人事開発省が推進している。最終的には韓国全体で2288台のサーバが1万校に導入される予定だという。予算規模は明らかにされていない。

 Booyoは政府系研究機関である電子通信研究院とHaansoftをはじめとする韓国のソフトウェア企業7社の共同開発によって生まれたという。

 KIPAによれば、政府系機関ではLinuxの導入が増えているが、UNIXやWindowsに比べると、まだまだシェアが低いという。2007年までに韓国の中央政府および地方行政府におけるLinuxの比率は30%になるとKIPAでは見込んでおり、2010年にはさらに40%に達すると予想している。韓国の政府系機関における現在のシェアは6%だという。

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