ネットレイティングスは、5月のインターネット利用動向情報の調査結果を発表、そのなかで不正アクセス事件で一時サービスを停止していた「価格.com」のアクセス状況をまとめている。
価格.comの不正によるサービス停止期間は、5月15日から24日夜まで約10日間だった。これにより、同サイトの5月の月間ページビューは、4月の2億1056万PVから4割減の1億2255万PVとなったが、主要サービスが再開した24日以降は、サービス停止前の水準に戻りつつあるという。また、訪問者数については390万人と前月(397万人)並みで、サイトを閉鎖していた15日と、不正アクセスが報道され急増した16日をのぞき、サービス停止期間中も通常時と変わらない水準を維持していた。
ネットレイティングス社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、サイト再開直後に元の水準に戻る傾向が伺えたことについて、価格比較や商品評価情報サービスへのニーズと「価格.com」のブランド力によるものとみる。だが、同サイトの人気コンテンツ「くちコミ掲示板」の書き込み再開が6月下旬までずれこみ、1カ月以上新規投稿がなかった影響については、6〜7月のデータで検証する必要があるとしている。
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