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Microsoft、「CRM 3.0」をプレビュー

» 2005年07月06日 07時59分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは7月5日、CRMソフト新版「CRM 3.0」を欧州で開幕したTech.Ed 2005 Europeと米国で開催のMicrosoft Worldwide Partner Conference 2005でプレビューすると発表した。10〜12月期から段階的に正式提供を開始する計画。

 CRM 3.0ではMicrosoft OfficeやOutlookを使い慣れたユーザー向けに使い勝手の向上を図り、OutlookとWebクライアントのインタフェースを刷新してほかのMicrosoft製品との一貫性を強化。設定、カスタマイズ、インテグレーションの新機能を取り入れて、総保有コストを抑えながらカスタマイズ版のソリューションを容易に導入できるようになると説明している。

 Microsoft CRMの従来バージョンを利用している顧客向けには10〜12月期に提供を開始、その後来年1〜3月期中に段階的にリリースする。従来バージョンでProfessional版のモジュールを購入し、Software Assurance契約を結んでいる顧客は、新版の全モジュールの権利を取得できる。

 提供言語は現在の16言語から23言語に拡大。日本語、中国語、欧州各国の言語などをサポートする。大部分はCRM 3.0英語版のリリースから90日以内に登場予定。

 ライセンス方式ではホスティング形式で導入したい顧客向けに、新たにサブスクリプションベースのライセンスを提供する。また、Windows Small Business Server 2003 Premium Edition(SBS 2003)を利用している小規模事業者向けに、インストールの簡素化を図った「Small Business Edition」(SBE)も投入予定。価格はリリース時期が近づいたら公表する予定だとしている。

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