NTTグループは、ブロードバンドを活用した介護予防事業の実験を7月末から始める。運動指導などをストリーミングや多地点テレビ会議機能などを使って行い、指導員不足を補う試みだ。
2006年度施行予定の介護保険制度改正で、転倒による骨折などで寝たきりになるのを防ぐため、軽度者を対象に介護予防にも給付が行われるようになる。対象となる高齢者は全国で270万人とされているが、一方で10万人の指導者が必要ともされ、不足が指摘されている。
実験では、名古屋と静岡のデイサービスセンターをネットワークで接続し、転倒骨折を予防する運動指導を中心に介護予防メニューを配信する。東京・世田谷に今秋オープンする施設でも介護予防教室を開く予定だ。
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