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不登校児の学習支援にネット 秋田の特区に導入

» 2005年07月27日 20時04分 公開
[ITmedia]

 NTTレゾナントは7月27日、秋田県の不登校児童・生徒の学習支援施設「スペース・イオ」に、eラーニングシステム「WEBで宿題」が採用されたと発表した。ネット上で出題できる機能などを、不登校児の学習支援に生かす。

 スペース・イオは、文部科学省から学習特区の認定を受けた施設。教師や臨床心理士による対面指導に加え、施設に通えない児童・生徒でも学習できるようファクスや電子メールで教材送付・採点を行う。

 「WEBで宿題」は、開封確認機能付きWebメール機能や、クラス別掲示板機能、問題作成機能、出題を携帯メールで通知する機能などを搭載したASP型サービス。初期費用不要で、生徒1人あたり月額525〜1050円と低価格な点が採用の決め手になったという。

 同社は、ネットを使った不登校児教育が広がると予測。WEBで宿題を、全国の教育委員会に売り込んでいくとしている。

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