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パイオニア第1四半期は営業赤字88億円、価格下落響く

» 2005年07月28日 19時39分 公開
[ITmedia]

 パイオニアが7月28日発表した2005年4〜6月期連結決算は、営業損益が88億6900万円の赤字(前年同期は50億1200万円の黒字)になった。DVDレコーダーやプラズマテレビなど主要製品の価格が下落し、原価率が悪化した。

 営業収入は1641億8300万円(前年同期比0.4%増)、税引き前損益は66億900万円の赤字(前年同期は42億3900万円の黒字)、純損益は53億4300万円の赤字(同14億9700万円の黒字)。

 ホームエレクトロニクス部門は増収。国内でDVDレコーダーの売り上げが減ったが、プラズマが拡大。カーエレクトロニクスは海外のカーナビ、カーオーディオ販売が増加した。その他では、携帯電話関連部品の国内売り上げが、納入先の中国シフトや有機ELパネルの売り上げ減で減収となった。

 2006年3月期の通期業績予想は前回から変わらず、営業収入が8100億円、営業利益が80億円、税引き前利益が75億円、純利益が10億円。

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