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ヤフーとリクルート、宿泊予約を大幅強化 楽天に迫る規模に

» 2005年08月02日 18時31分 公開
[ITmedia]

 ヤフーとリクルートは8月2日、ネット上の旅行関連サービスを共同展開することで基本合意したと発表した。9月以降、宿泊予約サービスを大幅に強化し、予約可能な国内施設数で最大手の楽天トラベルに迫る。海外旅行でも順次協業を進め、国内最大規模に育てる計画だ。

 「Yahoo!トラベル」上から、リクルートの「じゃらんnet」の契約施設を予約できるようにする。Yahoo!トラベルから予約できる国内宿泊施設は現在の約8500から約1万5000へと大幅に増え、国内最大手・楽天トラベルの約1万7260に次ぐ規模となる。

 Yahoo!トラベルとじゃらんnetの6月の訪問者合計は310万人。リクルートはYahoo!JAPANの集客力をバックに予約件数と契約施設数の拡大を目指す。

 国内宿泊施設予約は9月にプレサービス、2006年1月に本サービスを始める予定。

 リクルートの海外旅行情報サイト「AB-ROAD.net」とYahoo!トラベルの共同展開も検討する。時期や詳細は未定。

 ヤフーとリクルートは2002年10月に提携し、2004年4月には求人情報サービス「Yahoo!リクナビ」をスタートした。協力関係を強化し、両社の強みの相乗効果が見込める旅行サービスでも共同展開を進めていく。

 宿泊予約サービスでは、楽天トラベルのシステム使用料値上げに宿泊施設側が反発。実質手数料無料を打ち出したライブドア系のベストリザーブが契約獲得を拡大し、楽天トラベルは一定期間の値下げを打ち出した。ヤフー&リクルートが本格的な攻勢に出たことで、宿泊施設の獲得競争が激しさを増しそうだ。

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