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東芝、垂直磁気方式採用の1.8インチHDDを出荷

» 2005年08月17日 08時16分 公開
[ITmedia]

 東芝は8月16日、PMR(垂直磁気記録)技術を採用した1.8インチHDD「MK4007GAL」の世界初出荷を発表した。容量40Gバイトの製品をOEMとチャネルパートナー向けに出荷開始、年内には80Gバイト版を投入する計画。

 MK4007GALでは1プラッタ当たり40Gバイトの容量を実現した。東芝によれば、これは1.8インチのフォームファクターとしては最大の容量で、楽曲1万曲、写真2万5000枚を保存できるという。同社のオーディオプレーヤー新製品「Gigabeat F41」にもMK4007GALを搭載して出荷を開始した。

 東芝の1.8インチHDDは、AppleのiPodをはじめとするMP3プレーヤーなどに採用されており、2000年半ばの投入以来、現在までに1400万基を出荷済み。2006年には0.85インチHDDにもPMR技術を採用し、プラッタ当たりの容量を6G〜8Gバイトに増大させる計画。

 東芝は最近、米カリフォルニア州にある設計センターの買収を発表しており、米国でPMRなどのプラットフォームを使った新製品開発に利用する意向。

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