人気インターネット検索エンジンのGoogleが、中国で大学生などの若者を引き付けているライバル企業に押されつつあることが、中国の公式インターネット統計で明らかになった。
China Internet Network Information Center(CNNIC)の8月29日の報告によれば、Baidu.comが北京、上海、広州の3大都市でインターネット検索市場に占めるシェアは、過去半年で10%以上も拡大した。これに対してGoogleは、中国でインターネットユーザーが増えているにもかかわらず、不動のままだ。
調査対象となったWebユーザーのうち、北京では半数強の51.5%がBaiduを使ったネット検索を好むと答え、Googleはシェア32.9%で2位、Yahoo!はわずか3.7%で5位だった。
上海ではBaiduが43.9%、2位のGoogleが38.2%。広州ではBaiduが48%、Googleが28.7%となっている。調査は8月に実施された。
この3都市で若年層に絞ってみると、25歳以下のほぼ3分の2がBaiduを利用しており、Googleは23.7%にとどまった。大学生には2対1以上の比率(58.9%対27.7%)でGoogleよりもBaiduの方が好まれていた。
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