米MicrosoftのProfessional Developers Conference (PDC)が9月13日、ロサンゼルスで開幕した。基調講演ではオフィススイート新版「Office 12」(コードネーム)のデモを初披露、Windows次期バージョン「Windows Vista」のコミュニティ技術プレビュー(CTP)も発表された。
Office 12はデザインが刷新され、「結果指向」のユーザーインタフェース(UI)を導入。これは作業をどのようにやるかではなく、ユーザーが何をやりたいかに焦点を当てるものだという。
例えば従来のメニューとツールバーに代わり、作業目的に応じたグラフィカルなコマンドタブを導入。コマンドタブには特定作業ごとの機能が盛り込まれ、ユーザーが必要な時には表示されて必要ない時には非表示となる。コマンドを整理して提示するというアプローチにより、ユーザーにとってはOffice機能を見つけて使うのが簡単になり、自分が望む結果に到達しやすくなるとしている。
Office 12は来年下半期に登場の見込みで、今年秋にはβリリースが予定されている。
Windows VistaのCTPではビジュアル化と組織化に関連した新機能を導入。また、新しいプログラミングモデルの「WinFX」が利用できるようになり、Windows Presentation FoundationとWindows Communication Foundationのメリットを生かしたアプリケーション開発が可能になっている。
Windows VistaのCTPはPDCの参加者全員とβプログラマー、およびMicrosoft Developer Network (MSDN)とMicrosoft TechNetの登録者に配布される。今後はWindows Vistaの開発プロセスを通じて毎月CTPビルドをリリース予定。
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