東芝は9月20日、「Cell」プロセッサ用チップセットと、同プロセッサと搭載したAV機器などを開発するための評価用リファレンスセットを開発したと発表した。リファレンスセットは2006年4月以降に販売を始める予定。
チップセットはCellプロセッサとインタフェースチップ「Super Companion Chip」、電源システムチップで構成する。インタフェースチップは映像・音声入出力やデジタルAV、ネットワーク、ストレージなどのインタフェースを備える。
リファレンスセットは開発者プラットフォーム。OSはLinuxとITRONに対応し、開発ツールはEclipseをベースにエディタ、コンパイラ、デバッガなどの総合開発環境も用意する。AV機器用アプリケーションのモデルとして、複数のデジタル放送とアナログ放送の同時受信、録画・再生のフレームワークも提供する。
チップセットとリファレンスセットは、「CEATEC JAPAN 2005」(10月4〜8日、幕張メッセ)に出展する。
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