トロイの木馬「BagleDl-U」の新バージョン複数が、電子メールを使って2日間連続で大量にばらまかれているとして、セキュリティ企業のSophosが注意を呼び掛けている。
Sophosのウイルス情報によれば、攻撃は9月19日と20日の2日連続で、ほぼ同じ時刻に集中的に発生。BagleDl-Uの新バージョンはすべて、ウイルス対策とセキュリティソフトを停止させ、セキュリティサイトへのアクセスを遮断する機能を持っており、感染したコンピュータを不正侵入できる状態にしてしまうという。
BagleDl-Uを添付した電子メールは件名が空白で本文には「new price」と記されており、添付ファイルは「09_price.zip」「price_new.zip」「price2.zip」などの名称が付いている。
Sophosではこの攻撃について、できるだけ多くの人に感染させることを狙ったものだと分析。迷惑メールの添付ファイルを開くことのないよう注意を促している。
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