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ルータ設定不要でNAT越え、松下電器産業の家電接続システム「VIANA」

» 2005年09月29日 21時49分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は9月29日、遠隔地にあるネット家電同士をインターネットで接続するための宅外制御システム「VIANA」(ビアナ)を発表した。

 すでに市場には多くのネットワーク家電が登場しているが、通常、宅内からはNATを介してインターネットに接続されていることが多く、インターネットを使って宅内(LAN内)の機器同士を接続するには煩雑な設定が必要なほか、セキュリティの確保も大きな問題とされていた。

 発表されたシステムは、クライアントと認証・接続サーバで構成されており、アプリケーションサーバなどの周辺システムと連携することで、セキュアな状態を確保したままでの“NAT越え”を実現する。

photo VIANAの概念図

 具体的には、家電などの機器に組み込まれたクライアントがルータを介して認証・接続サーバと初期認証を行い、仮想通信路を機器間に生成、機器は生成された仮想通信路を使用して直接通信を行う。通信路は自動生成されるため、ユーザーがグローバルIPの確認を行ったり、ルータの設定を行う必要はない。また、クライアントと認証・接続サーバは独自の相互認証を行うために、セキュリティも保たれる。

 認証・接続サーバで状態を集中管理するために、接続開始や停止の状態把握が容易であり、時間課金や従量課金などのビジネスモデルに対応できる。同社ではこれらのメリットをいかし、IPテレビ電話やAVサーバのデータ転送、ネットワークゲームなどのサービスへVIANAの利用を提案していく考えだ。

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