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PC用光ドライブ世界市場は3億台規模に

» 2005年10月07日 19時44分 公開
[ITmedia]

 矢野経済研究所は10月7日、PC用光ディスクドライブの世界市場動向についてまとめた。2005年の市場規模は2億7400万台。大容量ドライブの価格低下からアフター需要が大きく、2006年は13%増の3億1000万台に拡大する見込みだ。

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 書き換え型DVDドライブは2005年に全体の36.5%、2006年には48.4%と過半を占める勢い。一方でCD-RWドライブが縮小傾向で、同社は「中期的にはCD-ROMを代替するか、駆逐されるかのいずれの道を歩むだろう」と予測している。CD-ROMドライブは低価格PCやビジネス用途では定着しており、「今後もしばらく生き残ることがはっきりした」と見る。

 青色レーザーを使った次世代型は、松下電器産業などが2006年の量産出荷を計画中。書き換え型DVDは低価格化が激しく、2006年には利益が出ない商品になってしまう恐れがあり、次世代ドライブは2007年には市場を活性化する必要があると指摘している。

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